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280MHzデジタル同報無線システム

屋外拡声子局

屋外に高音質スピーカーを設置し、広範囲に防災情報の伝達を行います。また、文字表示器と一緒に設置することで屋外でも音声と文字による情報伝達が可能となります。

既設アナログ屋外拡声子局の鋼管柱とスピーカーを継続利用したデジタル化

280MHz地域情報配信システムの屋外拡声子局は、アナログ防災行政無線に比べて音達範囲が狭まりません(むしろ広がります)。

従って、デジタル化に伴う屋外拡声子局の増設や移設の必要はありません。(既設の鋼管柱が現状のままで利用することが可能であり、また付属のレフレックスホーンも継続使用の場合は取外し工事などが不要です。)

工事内容は、基本的に、制御部の交換と280MHz受信用アンテナを取り付けるだけとなります。

よって、工期と工費の圧縮が図れます。

制御部で音声合成するためクリアで聞き取り易い放送ができます。

デジタル屋外拡声子局制御函 受信用アンテナ工事
【受信用アンテナ工事】
制御部工事
【デジタル屋外拡声子局制御部】【制御部工事】

既設屋外拡声子局を60MHzから280MHzへ転換する方式及び整備単価
(機器費・労務費・廃棄費・間接費込み)

方式整備単価
ゝ鑒瓦方式
(既設鋼管柱・スピーカー・アンプボックスをそのまま利用)
150万円
既設鋼管柱流用
(既設鋼管柱とスピーカーをそのまま利用)
250万円
4設鋼管柱撤去新設
(既設子局は全て撤去・廃棄のうえ新設)
460万円

280MHz屋外拡声放送(60MHzアナログとの比較)

  • 2015年4月30日に60MHzアナログ防災行政無線の屋外スピーカーを用いて、280MHzデジタル同報無線との音声比較試験が実施されました。
  • この実験によって初めて、280MHzシステムの屋外放送が従来のアナログ放送に比べて聞き取り易いことが分かったのです。

(i-phoneで同じ場所から撮影・収録されたものです。)

280MHzデジタル
同報無線システム
防災行政無線
(60MHzアナログ方式)
  • 一般に、アナログからデジタルに転換すると屋外拡声放送の音達域が狭まり、また、聞き取りにくくなります。
  • 理由は、60MHzデジタルのデータ速度が十分でないからです。(デジタル化による音質劣化現象)
    ※16QAMでは45,000bps、QPSKナローでは11,250bps(bps:1秒間のデータ量)
  • デジタルでは音質はデータ速度に比例し、受信感度は反比例します。音質の面では16QAMの方がQPSKナローより良く、受信感度はその逆となります。音質と受信感度は両立しないのです。
  • これに対して、280MHzシステムのデータ速度は1,200bpsと極端に遅いのですが、屋外放送が60MHzアナログと比べてクリアです。理由は、280MHzシステムが「音声通信」ではなく「文字通信」だからです。音声合成するのは文字を受信した受信機なので音質劣化現象が起きないのです。
  • この古色蒼然として奇跡的に存在してきた「文字通信」こそが280MHzシステムの最大の強みです。文字通信だからデータ速度が遅くとも音声劣化現象を引き起こさず、データ速度が遅くても大丈夫だから、「音声通信」では実現できない異次元の受信感度が可能なのです。
  • 屋外放送が聞き取り易く、戸別受信機が受信しやすく(屋外アンテナ不要)、文字表示が容易なのは280MHzシステムが「文字通信」だからなのです。